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Guide

こちらは月毎に4or5題ずつお題を綴っていく部屋です。週1で更新できるくらいの少ない分量になっております。 基本的に次の月の前日までにはupしておく予定です。 ちなみに月毎ということで、旧暦の漢字やら誕生石、行事、季語などから連想される言葉で構成されています。

四月/卯月

桜前線急接近
花明かりを目印にした
嘘に混ぜた真実を探して
満天星の花は知っている
永遠を容易く紡げた頃

三月/弥生

見返りを求めた訳ではないけれど
貴方を癒す華は何処?
貝寄風が攫っていったの
涙で飾った卒業式

二月/如月

カカオの甘い誘惑
気まぐれ春時雨
高貴なる猫の恋
初花月に見る華の名は、

一月/睦月

初春を寿ぎて舞い踊る
七福神の名のもとに
冬桜の下で雪見酒を
ひと月遅れのサンタクロース
友愛と自己愛を秤にかけた

十二月/師走

炬燵の中で追いかけっこ
恥ずかしがり屋の嫉妬
讃美歌の降り注ぐ夜
年の終わりに卒った恋

十一月/霜月

竜潜月の稀跡
探求、追求、理想の恋
人間関係交差点
七で隔たる領域

十月/神無月

神の居ぬ間に作戦会議
くるみ割り人形の大義
秋雨前線注意報
無垢なだけじゃ詰まらないでしょ?
桜紅葉舞う夕暮れ

九月/長月

超能力というよりは、きっとただの女の勘
郷愁を呼び起こす光
甘やかな香りは初恋に似て
秋の夜長の過ごし方

八月/葉月

青空に愛されし太陽の花
二人寄り添い見上げた星月夜
燻る紫煙を送り火代わりに
運命の絆だなんて何て胡散臭い響きだろう

七月/文月

愛逢月に捧げる祈りは
白扇の陰で、そっと微笑
夕凪に心を映したなら
勝利の色に魅せられて
其れは涼しげな啼き声を遺して砕け墜ちた

六月/水無月

春と夏の狭間を詠う
傘の華を一輪どうぞ
水たまりに映った空には
蝸牛よりもゆっくりのんびり

五月/皐月

メーデーメーデー、救難せよ
愛を泳いだ恋幟
風に運ばれた残り薫を抱いて
未来を予言する石
君に名前を呼ばれた気がした
(↓old)